阿部和唐

阿部和唐(あべ わとう)1937年、阿部合成(画家)、なを(人形作家、料理研究家)の長男として東京杉並に生まれる。父に絵画と彫刻を、母に人形制作の薫陶を受ける。父のアトリエは、太宰治、山岸外史、檀一雄、亀井勝一郎らの溜まり場であり、詩人、画学生、音楽家などの居候に囲まれた環境に育った。3歳の時、父より一塊の油粘土を与えられ、物を創ることに目覚め、以来、寝食を忘れ創り続ける。中学生の時、一般公募展に出品、連続して特選受賞。以後、作家活動に入る。一時期、音楽家を志し、放浪の旅に出たが、陶芸に専念、現在に至る。

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